
海洋深層水の特徴
地球で生まれた深海のミネラル。
海洋深層水は海面近くにある「表層水」とはいくつかの点で異なった性質を持っています。
表層水では太陽光線により、植物プランクトンや海藻による光合成が活発に行われていますが、深海には十分な光が届かず、光合成はほとんど行われません。
このため光合成に必要な栄養塩である、窒素、リン、ケイ素、硝酸などが消費されずに多く残っています。
さらに有機物が少なく、病原菌なども表層水に比べて非常に少ないのが特長です。
優れたミネラルバランスやクリーンな清浄性、そして、水温が年間を通じて低温で安定している点など、海洋深層水の持っている特徴は、さまざまな分野での活用の可能性を秘めています。
清浄性
海洋深層水は海面近くの表層水とは異なり現代の産業排水や生活排水、そして河川の影響をほとんど受けたことがなく、高い清浄性を持っています。また、光がほとんど届かない「無光層」と呼ばれる水深200m以上の深さにある海洋深層水の中では光合成が行われず、植物プランクトンは休眠状態となり増殖を止めてしまうため、清浄性に優れています。
無機富栄養素
地球が育んだ海洋深層水には、自然の恵みであるたくさんのミネラル分が含まれています。
マグネシウムやカルシウムといった約60種類のミネラルとともに、窒素やリン、ケイ素などの無機栄養塩類も豊富です。
低温安定性
表層水と違って光の届かない深海にある海洋深層水は、年間を通じて温度が低く一定であり、水質の変化もなく、とても安定しています。
このような特徴を持った海洋深層水は、産業や医療等、さまざまな分野での研究や利用が行われています。
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