元
金剛頂寺
空海が入唐し、長安で修行を終え、帰朝後崎山台地に開いたのが金剛頂寺である。西寺は空海が、日本で最初に開いた寺である。
海岸づたいに道を北へ、田園の中を通りぬけると雑木の茂る坂道になります。その先に金剛頂寺の山門があります。このお寺は24番の東寺に対して西寺と呼んでいます。山門をくぐると左に大師堂、右に鐘楼があり、正面石段を上がったところに新しい堂々たる本堂前を左に入ると霊宝館があり、中には重要文化財その他170点程の寺宝が保存されています。また境内には鯨を捕獲した記念と、その霊を慰めるための「鯨昌館」があり、館内には昔からの捕鯨用具や鯨に関するさまざまな品が陳列されています。