土佐室戸鯨船競漕大会
室津新港にて7月海の日の前日におこなわれている
勢子船はミヨシが長く、スマートな船体をしている。これは鯨を追うために速度をあげる必要があったからである。勢子船には、鯨油で溶かした顔料によって極彩色の模様が船体に描かれており、これも速度の増加をもたらす他、保存に役立ち、海上での各船の識別の助けともなった。また鯨を驚かすためともいわれている。スベリ(海へ船を降ろすときに船底を守る材)やトダテ(仕切り材)がなく各部材が薄いのも船体を軽くして速度をあげるためである。
神社の奉納物に勢子船の模型などが残っている。これらは縮尺も精度は異なるが、ほとんど船大工が作ったと思われ貴重である。また勢子船の絵や寸法書きのある文書も残されている。


